女子のいう「優しさ」って


テレビのアンケート番組で、女性の一番好きな男子は優しい男子。
女性タレントは「そうそう」とうなづく。
男性タレントは「そりゃぁ、うそだろ」っていう。
ここに、「優しい」についての、男女の差がある。

男性は、「優しい」は相手のことを気遣うことだと思うし、相手の希望をそのまま受け入れることだと思う。
しかし、女性からして、男性がいくら気遣ってくれても、ピントがずれていると、それは、無神経とか、ダサいとか、信じられないってことになる。せっかく気を遣ってやったのにって、もてない男子は、頭にきちゃう。
女性が「好き」という、「優しさ」は、女性の思い描くとおりに気を使うことを指す。それは、男性の思い描く気遣いとは、往々にして違う場合が多い。自分の思い描く気遣いと違ってしまっていては、男性がどんなに自分を抑制して、相手に気を使っていても、効果はゼロどころか、かえってマイナス。

つまり、女子の好きな「優しさ」というのは、自分の思い描くイメージ通りに行動することを指す。
そんなのは不可能だと、もてない男子は思うし、それなら、こうしてほしいって言えばいいじゃないかと思うが、そんなことこち口にだすのははしたないし、言わなくてもわかってくれる男子が、女子にとって理想の男子なのである。

なので、女子の好きな優しい男子になることは、初対面の男子には不可能なことといってもいい。優しい男子になるには、まず女子の思考パターンを理解しなくてはいけない。そんなことは、並みの男子は大きっらいである。男子だから、男子的なものの考え方をする。
よくいわれる、マメさというのは、せっせと女性の立場に立って、女性に気遣いしたり、時にはリードしたりすることで、もてない男子にとっては、馬券を連続で当て続けることくらいに難しいことである。