太平洋戦争の理由

無謀といわれる太平洋戦争の理由は、受験オタク官僚の予算の分捕り抗争って捉えると、実にわかりやすい。
明治も初期は侍がいたので、戦争に勝った。
それが受験オタクに変わったのは、西南戦争と大久保の暗殺で薩摩勢を追い出した長州一派が、試験による仕官登用を始め、勉強の初歩という、戦争に全く関係の無い才能で、一生地位が保証される軍人が大将にまで上り詰めた時、突如出鱈目がはじまる。
首相の地元にトンネル2つ彫ったり、誰も通らない山奥に道路作ったり、農産物を運ぶ為に空港作ったり、やたらダム作ったり、何十年分の計画で、予算をきちきちに取っていく、今も続く受験オタク政治と同じ。
予算を拡大するには、戦線は無限に拡大したほうがいい。
陸軍の中国戦線、海軍のアメリカ戦線はそれが理由。
戦争に勝つためには、海軍は陸軍に協力して、インド洋を目指せばいいのだが、そんなことをしては、予算の主導権は陸軍に握られてしまう。そんな事は、絶対にありえない。陸の無い太平洋に向かって戦争すれば、陸軍の出る幕はないだろうということで、太平洋で戦争。
相手をつぶしちゃうと戦争は終わってしまって、予算が取れないので、真珠湾でも二次攻撃は中止。もちろんハワイを占領なんかしない。効率的な戦争をすると、早く勝っちゃうから。
ガダルカナルとか、効果の無い所で戦争しないと、戦争は長引かない。
ミッドウエイで、オーストラリアに空爆したのも、アメリカに勝つことよりも、オーストラリアにも参戦してもらって、戦線を拡大して、予算をたくさん取ること、対アメリカ司令官の他に、対オーストラリア司令官という新しい役職を作るため。

この視点で見ると、日本軍の作戦は実にわかりやすい。